一戸建ては売るのと貸すのどっちが良い?それぞれのメリットや収支も解説

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山田 直樹

筆者 山田 直樹

不動産キャリア18年

株式会社フェリスミライの山田直樹です。「フェリスミライ」には、お客様の幸せな未来を創造するという想いを込めています。不動産は人生の大切な選択だからこそ、一人ひとりに寄り添い、誠実で分かりやすいご提案をお約束します。お客様の幸せな未来を支えるパートナーとして、信頼される会社を目指してまいります。

一戸建ては売るのと貸すのどっちが良い?それぞれのメリットや収支も解説

住まなくなった一戸建てを売却して現金化すべきか、それとも賃貸物件に出して家賃収入を得るべきか、とお悩みではありませんか。
どちらが最適かは物件の条件やライフプランにより異なりますが、安易な判断は、将来的な維持費や税金の負担増を招く恐れがあります。
本記事では、売却と賃貸活用の判断基準となる基本ポイントや、それぞれのメリット・デメリット、さらに収支シミュレーションの手法を解説いたします。
将来にわたって後悔のない選択をしたい方は、ぜひご参考になさってください。

一戸建ては売るのと貸すのどっちが良い?

一戸建ては売るのと貸すのどっちが良い?

一戸建てを売るか貸すか決めるには、主におさえておくべき3つの判断基準があります。
まずは、維持コストや賃貸需要、将来価値について解説していきます。

維持管理費と税金の把握

不動産を所有している間は、毎年固定資産税と都市計画税が発生します。
納税通知書をもとに金額を整理しておくと、中長期的な資金計画が立てやすくなるでしょう。
固定資産税は評価額に原則1.4%、都市計画区域内では最大0.3%が加算されるため、年間の保有コストとして把握することが大切です。
なお、土地が200㎡以下の小規模住宅用地に該当すれば税負担は軽減されますが、建物を解体すると特例が外れる点には注意が必要です。
あわせて、外壁や屋根などの修繕費も10〜15年周期で想定し、計画的に積み立てておくと良いでしょう。

地域の賃貸需要の確認

賃貸物件に出す前には、感覚に頼らず統計資料を用いて、地域の賃貸需要を確認することが大切です。
「住宅・土地統計調査」などを参照すれば、市区町村ごとの空き家率や傾向が把握でき、判断の土台になります。
なお、賃貸用空き家が多い地域では、設備や駐車場といった強みを整理し、募集時の打ち出し方を工夫しましょう。
周辺の取引事例を調べておくことは、賃料や売却相場の目安を知るうえでも有効です。
駅距離や生活施設、人口の動きまで確認することで、想定入居者が明確になり、募集計画も立てやすくなります。

将来の資産価値の変動

将来を見据える際は、建物と土地の価値を分けて考え、家賃収入が見込める期間と出口戦略を整理することが重要です。
木造住宅の法定耐用年数は22年とされ、税務上は建物価値が年々減少するため、収支試算に反映させておきましょう。
市場でも築20〜25年を超えると建物評価は小さくなり、立地や土地条件が重視される傾向があります。
なお、売却する場合は、居住用財産の3,000万円特別控除を活用できる可能性があり、手取り額に大きく影響します。
ただし、特例を活用するためには、住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売却しなければなりません。
適用期限や将来再び住む可能性も踏まえ、賃料収入との比較をおこないながら、家族で共有できる将来の活用方針を描いておくことが大切です。

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一戸建てを売る方と貸す方のそれぞれのメリットとデメリット

一戸建てを売る方と貸す方のそれぞれのメリットとデメリット

前章では、一戸建てを売るか貸すかの判断のポイントについて述べましたが、長所や短所も気になりますよね。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットについて解説いたします。

現金化と安定収入の比較

売却のメリットは、まとまった資金を早期に確保でき、住み替えや相続などの計画を立てやすくなる点です。
売却時には譲渡所得税が発生する可能性があるため、3,000万円特別控除の適用可否も含めて事前に試算しておくと安心です。
一方で、賃貸活用を選べば毎月の家賃収入が得られ、長期的に家計を支える安定収入として活用できます。
家賃から固定資産税や修繕費を差し引いた実質収支を把握することで、より現実的な判断ができるでしょう。
なお、資金確保を重視するか、継続収入を重視するかを整理し、支出調整や募集工夫も踏まえて選択することが大切です。

管理業務とオーナー負担

賃貸経営では、外壁や屋根の改修、給湯器などの設備交換は貸主の負担となります。
これらを計画的におこなうことで、住み心地が保たれ、入居者満足度の向上につながります。
また、外装工事は築10〜15年周期を目安に、年30万〜50万円程度の積立をしておくと、突発的な支出を平準化することが可能です。
入居中の設備トラブル対応や契約更新、退去時の点検・清掃などは、あらかじめ手順を決めておくとスムーズになります。
管理会社に委託すれば、日常業務を任せつつ、オーナーは判断業務に集中しやすくなるでしょう。

家計へ与える影響の整理

資産構成とは、現金・株式・不動産などのバランスを整理し、家計全体の状態を把握するための考え方です。
売却して現金化すれば、教育資金や老後資金など目的別に管理しやすくなり、必要なときに使いやすくなります。
一方で、賃貸活用を選ぶと給与以外の収入源が生まれ、将来の選択肢を広げられる点がメリットです。
なお、保有を続ける場合は、税金や修繕費を見込んだうえで月々の収支を管理し、安定した運用を心がけましょう。
住み替えの予定や家族の希望、ライフステージの変化も踏まえ、数字と暮らしの両面から将来にわたって納得できる方法を、段階的に選んでいくことが大切です。

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収支シミュレーションで判断する方法

収支シミュレーションで判断する方法

ここまで、売る方と貸す方のそれぞれの特徴やメリットを解説しましたが、実際の数値面もおさえておきましょう。
最後に、収支シミュレーションの作成方法について解説していきます。

売却時の手取り額の試算

売却価格は、周辺の取引事例や市場動向を参考にしながら、根拠のある価格帯を把握したうえで売却時期を検討すると安心です。
譲渡所得は、売却価格から取得費と譲渡費用を差し引いた利益を指し、この考え方を揃えることで試算内容を整理しやすくなります。
居住用の3,000万円特別控除が使える場合は、利益から控除額を差し引いて手取り額を見込んでおきましょう。
試算表には、仲介手数料や登記費用などの諸経費も含め、実際の支出を漏れなく反映させることが大切です。
さらに、住宅ローン残債の精算まで並べることで、最終的に手元に残る金額が明確になります。
特例の期限要件も踏まえ、早めに専門家へ相談すれば前提条件が整理され、住み替えを含めた判断がしやすくなるでしょう。

賃貸経営の年間収支把握

賃貸活用の年間収支は、想定家賃に12か月分と空室率を反映させて整理すると、全体の流れが把握しやすくなります。
そこから固定資産税や都市計画税、火災保険料、管理委託料などの経費を差し引き、実際の手残りを確認しましょう。
修繕費は外壁や屋根工事を10〜15年周期で想定し、年30万〜50万円程度の積立を設けておくと安心です。
また、減価償却費は実際の現金支出とは異なる会計処理で、木造住宅の耐用年数22年を前提に税務上の利益を整理します。
くわえて、募集時期や更新時期も収支表に反映させることで、資金の動きが見えやすくなり、計画的な運営につながります。

ツールを用いた収益比較

売却と賃貸活用を公平に比較するには、将来の手取りを現在価値に換算する「正味現在価値(NPV)」の考え方が役立ちます。
これは、各年の収支を割引率で割り戻すことで、将来の金額を同じ基準で比較できる点が特徴です。
割引率は住宅ローン金利や安全資産の利回りを目安に、家計に無理のない水準で設定すると良いでしょう。
家賃が順調なケースと空室期間があるケースの両方を想定し、複数パターンで感度を確認すると判断しやすくなります。
このように、表計算ソフトや不動産会社のシミュレーションを併用し、数値の根拠を確かめながら最終判断を進めていくことが大切です。

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まとめ

一戸建てをどうするか判断する際は、保有コストや税金、地域の賃貸需要、将来の資産価値という3つの視点をおさえることが重要です。
売却は早期に現金化できるメリットがあり、賃貸活用は家賃収入が見込めますが、修繕や管理などオーナー負担も考慮する必要があります。
最終的には売却時の手取り額と賃貸収支を試算し、数字に基づいて慎重に判断すると納得しやすいでしょう。

兵庫県不動産売却専門館の写真

兵庫県不動産売却専門館

尼崎市周辺での不動産売却・購入を丁寧にサポートいたします。
お住まい探しの幅広い選択肢をお客様にご提供いたします。
住宅ローンの相談も承っております。

■強み
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・売却、購入を一社で完結できる売却活動
・兵庫県全域での不動産取引が可能

■事業
・売買物件(一戸建て/マンション/土地)
・収益物件(一棟マンション/一棟アパート)
・不動産売却
・不動産相続案件


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